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これからの疾患コントロール これからの疾患コントロール

これからの疾患コントロール

アトピー性皮膚炎では、炎症を抑えることによって疾患の本態をコントロールできます

アトピー性皮膚炎の治療においては、一時的な徴候と症状だけでなく経過全体を見渡した戦略が必要です1

アトピー性皮膚炎は炎症性疾患であり、併存する多くのアレルギー疾患との関連が確認されています2。非病変部を含む患者の皮膚には、そう痒が治まった後であっても、持続する炎症の徴候が隠れています3-5。この根底にある慢性的な炎症が、アトピー性皮膚炎の病変やそう痒の重要な原因です3-5。症状の増悪時に疾患活動として現れるTh2炎症反応は、増悪が治まった後も潜在的に持続します3,4。根底にある持続的な炎症の原因に対処することが、そう痒を含む現在および将来の病変と症状をコントロールするために重要であると考えられています5


アトピー性皮膚炎の管理にはプロアクティブな疾患コントロールを考慮する必要があります1,6,7

従来、アトピー性皮膚炎の管理には対症療法的(すなわちリアクティブ)かつ一時的なアプローチが用いられ、症状の評価も表面的なものになりがちでした1。アトピー性皮膚炎に対するこうした治療アプローチは一部の患者にとっては有効な場合がありますが、持続する潜在的な炎症があるために疾患が十分にコントロールされていない患者にとっては不十分です1

アトピー性皮膚炎患者は、持続するそう痒と病変を伴い頻繁に繰り返す予測不可能で際限のない再燃のサイクルから抜け出すことができずにいると感じる場合があります7。再燃は数日、数週間、あるいはもっと長い期間持続することもあります。アトピー性皮膚炎の治療では、増悪の回数を減らし、重症度を下げ、増悪の起こる間隔を延ばすために、皮膚症状改善後もプロアクティブ療法(保湿外用薬によるスキンケアに加え、ステロイド外用薬やタクロリムス外用薬の間欠投与)によるコントロールを考慮する必要があります6,7

プロアクティブなアプローチによって、潜在的な状態であっても持続的に存在する炎症プロセスをコントロールできるようになります8

References: 1. Bieber T. Mechanisms of disease: atopic dermatitis. N Engl J Med. 2008:358(14):1483-1494. 2. Schneider L, Tilles S, Lio P, et al. Atopic dermatitis: a practice parameter update 2012. J Allergy Clin Immunol. 2013;131:295-299. 3. Gittler JK, Shemer A, Suárez-Fariñas M, et al. Progressive activation of Th2/Th22 cytokines and selective epidermal proteins characterizes acute and chronic atopic dermatitis. J Allergy Clin Immunol. 2012;130(6):1344-1354. 4. Leung DYM, Boguniewicz M, Howell MD, Nomura I, Hamid QA. New insights into atopic dermatitis. J Clin Invest. 2004;113(5):651-657. 5. Suárez-Fariñas M, Tintle SJ, Shemer A, et al. Nonlesional atopic dermatitis skin is characterized by broad terminal differentiation defects and variable immune abnormalities. J Allergy Clin Immunol. 2011;127(4):954-964. 6. Torrelo A, Ortiz J, Alomar A, et al. Health-related quality of life, patient satisfaction, and adherence to treatment in patients with moderate or severe atopic dermatitis on maintenance therapy: the CONDA-SAT study. Actas Dermo. 2013;104(5):409-417. 7. Gelmetti C, Wollenberg A. Atopic dermatitis―all you can do from the outside. Br J Dermatol. 2014;170(suppl 1):19-24. 8. Wollenberg A, Frank R, Julia K, Ruzicka T. Proactive therapy of atopic eczema―an evidence-based concept with a behavioral background. J Dtsch Dermatol Ges. 2009;7(2):117-121.

SAJP.DUP.18.01.0069