デュピクセント®の特性
デュピクセントの投与対象患者、投与方法
- デュピクセントは、気管支喘息患者さん(既存治療によっても喘息症状をコントロールできない重症又は難治の患者に限る)に投与していただけます。
- デュピクセント®皮下注300mgペンは 「あてる、押す」の2Stepで投与が可能です。
- 投与開始日に600mgを皮下注射し、その後、2週間に1回300mgを皮下注射します。
※デュピクセントの剤形には、1回使い切りの安全カバー付きプレフィルドシリンジもあります。
デュピクセント®皮下注300mgペンによる自己注射

デュピクセント®皮下注300mgペンによる自己注射
監修 NTT東日本関東病院 皮膚科
部長 五十嵐 敦之 先生
患者さんがデュピクセントをペンで自己注射する際の手技動画です。ご指導の際のご参考にしてください。
再生時間:9分48秒
デュピクセント®皮下注300mgシリンジによる自己注射

デュピクセント®皮下注300mgシリンジによる自己注射
監修 NTT東日本関東病院 皮膚科
部長 五十嵐 敦之 先生
患者さんがデュピクセントをシリンジで自己注射をする際の手技動画です。
補助具を使用する場合、使用しない場合のどちらも確認できます。
再生時間:12分51秒
注射可能部位
腹部(へその周り5cmは避ける)、大腿部、上腕部(二の腕)の皮下に注射します。
注意
- 正常な皮膚の部位に注射してください。皮膚が敏感な部位、皮膚に損傷、打撲や傷のある部位、アトピー性皮膚炎の強い炎症を伴う部位への注射は避けてください。
- 前回注射した部位とは違う部位に注射してください。
- 腹部に注射する場合は、左図のように上下左右で4ヵ所に分けて前回の注射とは別の箇所を選んで注射してください。
詳細は取扱説明書を参照のこと
投与スケジュール
【効能又は効果】 気管支喘息(既存治療によっても喘息症状をコントロールできない重症又は難治の患者に限る)
〈効能又は効果に関連する使用上の注意〉(一部抜粋) 5.4 最新のガイドライン等を参考に、中用量又は高用量の吸入ステロイド薬とその他の長期管理薬を併用しても、全身性ステロイド薬の投与等が必要な喘息増悪をきたす患者に本剤を追加して投与すること。 5.5 本剤はIL-4及びIL-13シグナル伝達を阻害することにより、喘息の病態に関与する2型炎症反応を抑制することから、臨床試験で認められた本剤投与前の2型炎症に関連するバイオマーカー(血中好酸球数、FeNO、IgE等)の値と有効性の関係を十分に理解し、患者の当該バイオマーカーの値を考慮した上で、適応患者の選択を行うこと。[添付文書17.1.3参照] |
【用法及び用量】
〈気管支喘息〉
通常、成人及び12歳以上の小児にはデュピルマブ(遺伝子組換え)として初回に600mgを皮下投与し、その後は1回300mgを2週間隔で皮下投与する。
14. 適用上の注意(一部抜粋) 14.2 薬剤投与時の注意 14.2.1 皮下注射は腹部、大腿部又は上腕部に行うこと。腹部へ投与する場合は、へその周り5cmを外して投与すること。注射部位反応が報告されているので、同一箇所へ繰り返し注射することは避けること。 |
MAT-JP-2207305-1.0-10/2022